病院概要

病院名 医療法人社団 中村眼科
代表者 理事長/院長 中村 旭男
所在地 山口県山口市小郡明治一丁目2番6号
開院日 1995(平成7)年12月1日

アクセスマップ

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■JR新山口駅から徒歩7分
■宇部市営バス 新山口線『アルク前停留所』より徒歩2分
●駐車場完備(15台まで駐車可)


トピックス

当院で行われた催し等を不定期でお知らせ致します。

研修課題名:Ⅲオルソケラトロジー適応検査体験
(実施年月日:2023年11月1日(水))

実際にトライアルレンズをスタッフ同士で体験してみました。 やはり思ったより怖くて緊張しましたが、段々と慣れてきました。


◎オルソケラトロジー適応検査
オルソケラトロジーに適しているか、近視の度合い・角膜の形状・目の健康状態を調べ問題なければ院内にてトライアルレンズを装用します。短時間だがオルソケラトロジーの装用及び効果が体感できます。

適応検査手順

  1. ①レフ・ケラト測定、トポグラフィー(アクシャル)測定
  2. ②視力検査(裸眼・自覚的屈折検査)
  3. ③トライアルレンズの選択・装着
    ・装着後15分程度閉眼する
  4. ④フィッティング(診察)
    ・スリットランプで瞬目時のレンズの動き・安定位置(センターリング)などを確認する
  5. ⑤トライアルレンズ装着
    ・30~45分程度閉眼
  6. ⑥トライアルレンズ脱後の検査
    ・診察でレンズ脱後の眼に異常がないことを確認
    ・レフ・ケラ、トポグラフィー(インスタントテニアス)、裸眼視力を測定

今回は時間の都合により15分と短時間でのトライアルレンズ装着となりましたが実際に視力が上がったことを体感でき、感動しました。

短時間でも自宅に帰ってからもTVの字幕が見える!
感動体験でした。

研修課題名:Ⅱ「メニコンオルソK」講習会
(実施年月日:2023年9月6日(水))

メニコンオルソケラトロジーレンズとはレンズを角膜上におき、角膜前面をやや平坦化して屈折異常を一時的に改善させる治療法です。


就寝時に装用して近視を矯正するコンタクトレンズ


子供の近視進行の抑制が期待されているほか、スポーツなど運動を趣味とする大人向けにも注目されています。
「可逆性」→装用をやめれば元に戻ります。

レンズの装用を中止すると上皮層の変化は消失し、角膜は復元され、屈折・裸眼視力・角膜不正乱視・眼球高次収差・コントラスト感度のいずれもが装用中止後1週間でほとんど治療前の状態に戻り、1か月後には完全に回復することが分かっています。


~オルソK処方手順~

  1. 同意説明
  2. 適応検査
  3. 試験装用
  4. レンズの注文
  5. 取扱指導
  6. 定期検査

※1〜3:所要時間 約2時間
 4:16時までの受付で翌日発送
 5:レンズ届き次第取扱指導・装着脱指導し装用開始へ

処方にあたって、子供への装用の場合、保護者によるレンズの管理と協力が必要です。オルソKの形状には溝が多くみられ、特にカーブ部分に汚れが溜まりやすい為、レンズの洗浄・消毒など毎日の正しいレンズケアで、レンズを清潔に保つことで感染症の発生を未然に防いでいくことが大切です。

オルソケラトロジーレンズについて、実際に学会で展示されているレンズの模型を用いての勉強会で理解しやすかったです。8歳~18歳を目安に使用していくというとことで、保護者による管理・協力が大変ではあるが、オルソKの装用には将来性が感じられ、これから処方を希望される方が増えていくのではないでしょうか。

オルソケラトロジーはごく一般的なハードコンタクトレンズと違って多段カーブです。
またサイズは通常のハードコンタクトレンズよりも大きいです。



研修課題名:Ⅰメニコンオルソケラトロジー(夜つけるコンタクトレンズ)
(実施年月日:2023年7月5日(水))

オルソケラトロジーは特殊な形のコンタクトレンズを就寝時につけ角膜前面の形を変えて視力を改善させる近視矯正方法です。日中はレンズをつけなくてもよいため快適な生活が送れます。角膜の中心部を平坦化させることによって近視を矯正する「角膜矯正用コンタクトレンズ」で、一般的なコンタクトレンズの「視力補正用コンタクトレンズ」とは異なる分類となります。
可逆的に角膜の形状を変えることから治療の一環として眼科で取扱われており、レンズ使用費用と診療代をあわせて自由診療扱いとなります。

メリット
●日中はメガネやコンタクトレンズ付けずに裸眼で過ごせる
●手術の必要が無い
●スポーツなどを裸眼で行うことが可能
●就寝時装用なので親の管理のもと使用
●装用を中止すれば元の状態の戻すことができる

●子供の近視進行抑制効果が期待できる

デメリット
●毎晩就寝時(6時間以上)レンズを装用する必要がある
●特殊なレンズデザインのためしっかりとしたレンズケアが必要
●強い乱視・遠視は矯正できない
●治療費は全て自由診療扱い

オルソケラトロジー治療患者の約7割は小中高生で子供の頃から始めるほど近視進行抑制効果が期待できること、視力矯正効果が出やすいこと、眼鏡やコンタクトレンズのように破損やズレの心配がないことが魅力的だと思いました。患者さんに使用する際は患者さんとそのご家族の方が安心して適切に使用できるようさらに知識を習得していきたいと思います。


研修課題名:敬語と若者言葉 〜アルバイト敬語を使わないために〜
(実施年月日:2023年 4月26日(水))

アルバイト敬語とはアルバイト店員が接客時に失礼にならないように工夫して生まれてきた「敬語」のことであると言われています。

旧来にない使用法や、内容をぼかした曖昧な言い方、単語の多い遠回しな表現などです。これらは特に高齢者に通じにくく、不快感を与えやすい傾向があります。データーでも高齢になるほど若者言葉が乱れていると感じている人が多いようです。

本来敬語は相手を尊重しているというメッセージであるので、伝わらないと意味がありません。

こんな「敬語」を使っていませんか?
「〜のほう」
「〜のカタチになります」
「〜とか」「〇〇円からお預かりします」
「〜でよろしかったでしょうか」などがあります。

アルバイト敬語
●レタス言葉・事例「読めれる」「行けれる」
●さいれ言葉・事例「言わさせていただく」
●らぬき言葉・事例、「食べ(ら)れる」「見(ら)れる」

若者言葉としては
●「超〜」
●「〇〇い」
●「一応、〜みたいな、〜的な」
●「KY語」などがあります。
良好なコミュニケーションのためには良好な言葉づかいが必要です。

眼科では、来院時から帰院されるまで患者さんとのコミュニケーションを必要とする場面が多々あります。
年齢層も高齢者の患者さんが多いことから、若者言葉で不快感を与えることのないように良好な言葉づかいができるように注意していきたいと思います。


研修課題名:緑内障とは?
(実施年月日:2023年 3月15日(水))

瞼の上から眼を軽く触ると風船のような弾力があります。これは眼の中に満たされている液体(房水)が一定の圧力を保ちながら循環しているためで、この房水による眼球内の圧力を「眼圧」と言います。

緑内障はこの眼圧が上がり視神経乳頭が圧迫されて障害が起きることで視野(見える範囲)が狭くなる病気です。

また眼圧は正常値で低くても緑内障は発生進行することもあります。

緑内障の治療目標は、眼圧を下げ視神経を守ることです。

緑内障とは眼科のなかでも理解が難しい病気ですが、症状が進行する前に定期的な健診が大切だと感じました。
また、視野障害の予防のために正しく点眼を継続していくことが大切です。
そのために、患者様に分かりやすい適切な指導・支援を行っていきたいと思います。


眼内レンズレンティスコンフォート勉強会

眼内レンズ レンティスコンフォート(参天製薬)の勉強会を実施しました。
<製品の特徴>
●良好な遠方・中間視力
遠方視力のみならず、良好な中間視力の獲得が期待されます。
ただ、手元を見るためには眼鏡が必要です。

●不快な自覚症状の抑制
ハロー(ひかりのにじみ) / グレア(ひかりのぎらつき)をはじめとする不快な自覚症状も少ないと考えられます。
●焦点深度の拡張
単焦点レンズと比較して見える距離の拡大により、遠方から中間まで落ち込みのない見え方が得られると考えられます。ただし焦点を2つに分ける影響で見え方の鮮明さ、色の濃淡(コントラスト)の感度はわずかに低下します。
●角膜乱視の軽減
レンティス コンフォート トーリック®では、角膜乱視の軽減に伴う、さらなる視機能の向上が期待されます。

本日の勉強会では、白内障治療用に日々新しいレンズが開発され、患者様によりよい選択肢が提供できる時代になったのだと感じました。