質問01白内障について詳しく知りたいのですが?

答え01

白内障に関しては、病気の説明と手術等の詳細を手術のご案内の項目に記載しておりますので、そちらをご覧ください。

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質問02緑内障とはどんな病気ですか?

答え02

視神経が障害され、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。 正面を向いてまっすぐ前方を見つめたとき片目で上下左右の見える範囲を視野といいます。緑内障になると視野が狭くなったり見えない部分ができたりします。初期の段階では見えない部分は、中心から離れたごく小さい範囲のため自覚症状はほとんどありません。一般に鼻側の上の辺りから視野が狭くなり、進行すると中心部に広がります。

物を見るのに非常に重要な役割を担う視神経はとても傷つき易い組織です。視野障害はこの視神経が傷害されることによって起こります。その原因は眼圧です。
・急激に眼圧が上がると視神経はすぐに押しつぶされてしまいます。
・眼圧がそれほど高くなくても上昇期間が長いと徐々に傷ついていきます。
視神経が障害を受けると、視神経乳頭が大きくへこんで視野障害が起こります。視神経は一度障害を受けると回復しません。

眼圧とは眼球に一定の張りを与えて形を保つ圧力を眼圧といいます。ボールの硬さを調節するのは空気ですが、同じように眼球の硬さを調節するのが房水です。房水は毛様体でつくられ後房から前房を経て隅角にある房水排出路から眼の外に流れます。房水がつくられる量と排出される量がバランスが取れていれば眼圧は一定となります。房水が過剰に産生されたり排出される部分が閉塞していたり、目詰まりを起こしていると眼の中の房水が多すぎて眼がパンパンに張ってしまいます。これが眼圧の高い状態です。

質問03飛蚊症とはどういった症状の病気ですか?

答え03

飛蚊症は文字通り「蚊が飛ぶように見える」「糸くず、黒い点が目の前を行ったりきたりする」ように見える現象です。
視線を動かしても一緒に移動し瞬きをしても目をこすっても消えません。

眼球内は硝子体という透明な寒天のようなものが詰まっています。外から入ってきた光はこの硝子体を通って網膜まで届きます。
ところが何らかの原因で「濁り」が生じると、明るいところを見たとき、その濁りの影が網膜に映り、眼球の動きとともに揺れ「虫・糸くず」のように見えます。
硝子体は細かい無数の無色透明な線維からできています。年をとるとこの透明な線維の中には濁ってくるものがあります。髪の毛が白髪になるのと同じで、老化現象の一種です。

「網膜裂孔」「網膜剥離」「硝子体出血」「眼底出血」等種々の疾患でも飛蚊症と同様の症状をきたします。飛蚊症を初期症状とする病気は、いずれも早期治療が重要です。飛蚊症を感じたら直ちに眼科医の検査を受けてください。

質問加齢黄斑変性とはどういった症状の病気ですか?

質問

加齢黄斑変性は加齢が原因で起こる眼の病気ですが、早い方では40代でも発症します。
欧米では失明(加齢黄斑変性における失明は「社会的失明」と呼ばれ、中心の視力障害をきたすものの、光を全く感じられなくなるわけではありません。)の主要な原因として以前から知られていましたが、日本では、失明という深刻な事態を招きかねない病気であるにもかかわらず、一般にはまだ良く知られていません。
加齢黄斑変性は、年をとれば誰にでも起こる可能性のある眼の病気で、高齢者の失明原因となる病気の一つです。日本においても、近年高齢者の人口増加に伴って増加する傾向にあります。加齢以外の原因は明らかにされていませんが、喫煙は危険因子のひとつとされています。患者数は男性の方が多く、年齢が高くなるにつれて増加し、また両目に発症する割合が高くなっていきます。

加齢黄斑変性では、視野の中央が良く見えない・ゆがむ・暗く見えるといった症状が現れます。最初は片方の眼に起きて程度も軽いため、患者さん本人は年のせいにして見過ごしていることも少なくありません。しかし徐々に、あるいは病型によっては急速に視力が低下してしまいます。通常中央以外の視野は保たれていて、まったく視力を失ってしまうことはありませんが、見たいところが見えず読みたい文字が読めないという、とても不便な状態になってしまいます。

治療法としては、薬物治療・光線力学的療法・レーザー光凝固術などがあります。